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朝日 義郎; 菅原 一郎*; 小林 敏樹*
Nuclear Technology, 91, p.28 - 50, 1990/07
被引用回数:2 パーセンタイル:31.33(Nuclear Science & Technology)IRISの設計では受動的機器のみで燃料健全性を保障することに主眼を置く。大きなヒートシンクを持つので格納容器内の平均化エンタルピは非常に低く(58kcal/kg)熱容量は非常に大きい(10Gcal/C)。1次流路は2重サイフォンを持ち、主循環ポンプをSG出口に持つ。受動性が高いので、いろいろな系統が簡素化されたり、除去されたのみならず、プラント配置条件が緩和されている。計算によって、幾何学的及び熱流力的諸パラメータを決めた。大きな負荷遮断にも対応できるように炉制御ロジックを設計した。安全解析を行ない、事故時に原子炉は受動的に停止すること、特にLOCAの時には炉外プール水が受動的にECC水として挙動することを確認した。制御棒がないので、ボイド係数が負であるという条件が特に重要である。ヒートパイプを用いて大気を崩壊熱除去の究極的ヒートシンクとして利用しているこので猶予時間が非常に長い。